2008.04.29 Tuesday
問題の青山学院大学の准教授
「光市事件の死者は1.5人」 問題発言准教授を青学が処分へ
↑
こういうニュースが流れていました。どうやら、青学の准教授のブログでの発言が、いろいろ問題になっているようなので、さっそく検索してみたら、ほとんど全てのHP、ブログが閉鎖されていました。
すると、こんなホームページを見つけてしまいまして、ログが残っていたので早速読んでみました。
○○准教授の問題発言集
本当にご本人の発言なのか、私には判断がつかないのですが、青学が当該准教授の処分を検討しているということは、きっと本当なんでしょう。
この発言が、ご本人のものと仮定した上で、私の意見。
一連のブログの意見を読んでみると、どうもこの方、法学部出身者が嫌いなようで、「阿法学部(アホウ学部)」と罵る文章があちこちに見受けられます。なぜ法学部出身者が嫌いなのかはわかりませんが、いずれにしても、法律をよく勉強してこられなかったように見えます。
しかも基本中の基本、中学や高校でも習う「日本国憲法下では人はみな平等」ということをご存じ無いようです。
この大原則をご存じであれば、乳幼児のことを0.5人なんて言えるはずありません。
統計的に、本当に「子どもはちょっとしたことで死んでしまう」ことが事実なら、学者らしく、その数字の根拠をきちんと示すべきです。0.5という数値が正しいなら、新生児の50%は死亡することを証明しなければなりません。
仮に、新生児の50%が死亡することが事実だったとしても、「ちょっとしたことで死んでしまう人は0.5人」とカウントするなら、体が弱っている末期ガン患者を殺した人は「ちょっとしたことで死ぬから傷害致死」という話になってしまいます。なんですかこれ?矛盾も甚だしい。
へっぽころがら法律をかじった私としては、「逸失利益(=生きていたら得られたもの)」なんてものを考えてしまいますから、仮に平均的な寿命をまっとうするとすれば、乳幼児は80年間の生活が逸失利益で、80歳のお年寄りなら無価値です。
つまり、高齢者よりも乳幼児の方が価値が高いのです。
しかし、日本国憲法下では、乳幼児も高齢者も1人は1人。
今回の発言は、たまたま1回だけの問題発言と思ったら、准教授のブログには、単なる思い込みと思われる複数の問題発言があるし、特定の政党を嫌う発言も多くみられます。経済学を専門とするのなら、経済学の視点から社会を論ずればいいのに、いちいち人の神経を逆撫でするような発言が目につきます。日本語が不自由なのでしょうか?
もちろん、准教授には表現の自由があります。学問の自由もあります。だから、いかような思想をお持ちであったとしても、私は自由だと思っています。しかし、学者なのに科学的な事実に基づかない署名記事(大学名・職位付)を書いたのであるなら、それはもう学者としての資質を問われても仕方のないことだと思います。だって、2ちゃんねるの匿名記事は誰も信頼しないけど、大学の教員が書いた記事は、それなりの重みが出てくるでしょう?東スポなら少々のガセネタは許されるけど、読売・朝日ならガセネタは新聞の信頼性を損なう記事という感じと似ています。
ちなみに、ご本人は、具体的な学校名・校長名を挙げて学校を批判する記事を書いてます。個人的な感想ですが、読むに耐えないひどい記事だと思います。
問題の准教授は、リスクについての研究が専門だそうですが、可能であれば、この准教授のリスク関係の論文を読んでみたいと思います。
普段からどういう振る舞いをすればリスクを回避できるのか、知りたいですな。
それにしても、こんな人でも大学の教員になれるとは驚いた。青学って、そんなに審査甘いの?
「光市事件の死者は1.5人」 問題発言准教授を青学が処分へ
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こういうニュースが流れていました。どうやら、青学の准教授のブログでの発言が、いろいろ問題になっているようなので、さっそく検索してみたら、ほとんど全てのHP、ブログが閉鎖されていました。
すると、こんなホームページを見つけてしまいまして、ログが残っていたので早速読んでみました。
○○准教授の問題発言集
本当にご本人の発言なのか、私には判断がつかないのですが、青学が当該准教授の処分を検討しているということは、きっと本当なんでしょう。
この発言が、ご本人のものと仮定した上で、私の意見。
一連のブログの意見を読んでみると、どうもこの方、法学部出身者が嫌いなようで、「阿法学部(アホウ学部)」と罵る文章があちこちに見受けられます。なぜ法学部出身者が嫌いなのかはわかりませんが、いずれにしても、法律をよく勉強してこられなかったように見えます。
しかも基本中の基本、中学や高校でも習う「日本国憲法下では人はみな平等」ということをご存じ無いようです。
この大原則をご存じであれば、乳幼児のことを0.5人なんて言えるはずありません。
統計的に、本当に「子どもはちょっとしたことで死んでしまう」ことが事実なら、学者らしく、その数字の根拠をきちんと示すべきです。0.5という数値が正しいなら、新生児の50%は死亡することを証明しなければなりません。
仮に、新生児の50%が死亡することが事実だったとしても、「ちょっとしたことで死んでしまう人は0.5人」とカウントするなら、体が弱っている末期ガン患者を殺した人は「ちょっとしたことで死ぬから傷害致死」という話になってしまいます。なんですかこれ?矛盾も甚だしい。
へっぽころがら法律をかじった私としては、「逸失利益(=生きていたら得られたもの)」なんてものを考えてしまいますから、仮に平均的な寿命をまっとうするとすれば、乳幼児は80年間の生活が逸失利益で、80歳のお年寄りなら無価値です。
つまり、高齢者よりも乳幼児の方が価値が高いのです。
しかし、日本国憲法下では、乳幼児も高齢者も1人は1人。
今回の発言は、たまたま1回だけの問題発言と思ったら、准教授のブログには、単なる思い込みと思われる複数の問題発言があるし、特定の政党を嫌う発言も多くみられます。経済学を専門とするのなら、経済学の視点から社会を論ずればいいのに、いちいち人の神経を逆撫でするような発言が目につきます。日本語が不自由なのでしょうか?
もちろん、准教授には表現の自由があります。学問の自由もあります。だから、いかような思想をお持ちであったとしても、私は自由だと思っています。しかし、学者なのに科学的な事実に基づかない署名記事(大学名・職位付)を書いたのであるなら、それはもう学者としての資質を問われても仕方のないことだと思います。だって、2ちゃんねるの匿名記事は誰も信頼しないけど、大学の教員が書いた記事は、それなりの重みが出てくるでしょう?東スポなら少々のガセネタは許されるけど、読売・朝日ならガセネタは新聞の信頼性を損なう記事という感じと似ています。
ちなみに、ご本人は、具体的な学校名・校長名を挙げて学校を批判する記事を書いてます。個人的な感想ですが、読むに耐えないひどい記事だと思います。
問題の准教授は、リスクについての研究が専門だそうですが、可能であれば、この准教授のリスク関係の論文を読んでみたいと思います。
普段からどういう振る舞いをすればリスクを回避できるのか、知りたいですな。
それにしても、こんな人でも大学の教員になれるとは驚いた。青学って、そんなに審査甘いの?
「光市事件の死者は1.5人」 問題発言准教授を青学が処分へ