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後世に残る判決
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    今日、友人で行政書士の今村さんから電話があって、「あんたは偉い」と褒められました(^^;)。

    ホームページ上の商品写真の著作物性が争われたあの事件。
    700万円を請求して地裁は100%負けを言い渡したあの事件。
    控訴したら知財高裁に係属し、わずか1万円の損害が認められたあの事件。

    そう。スメルゲット写真事件の話です。

    なんでも、似たような写真盗用事件で依頼を受けたら、関連する判例はこの事件しか無いんだそうです(^^;)。
    あらためて事件を見返すと、私の偉大さを感じたそうで(^◇^)、電話をくれたようです。

    知人であっても、偉いと言われれば嬉しいもの(^^;)。

    まぁ、偉大と言っても、平日の昼間に霞が関まで行ける、半ニート状態の生活形態だからできたようなもので、一般の社会人ならここまではしないでしょうねぇ(^^;)。

    暇人のしつこさは偉大である【松本肇】

    嬉しさついでに、知財高裁に提出した控訴理由書を発表します。
    私の事件では知財高裁へ新証拠などは一切出さず、この控訴理由書だけで勝ったと言っても過言ではありません。

    続きをクリック
      ↓↓↓
    平成17年(ネ)第10094号
    平成17年7月20日
    控訴理由書
    知的財産高等裁判所第4部 御中
    原告 有限会社トライアル
    代表取締役 松本肇

    本件の一審判決につき、控訴状と一部重複するが、以下の理由で控訴するに至ったことを主張する。

    1.商品画像の盗用は「保護の対象となる著作物ではない」との判断について

    原判決によれば、当該商品画像は、商品を正面から写しただけの平凡なものであり、思想または感情の創作的表現が見られないから著作権侵害ではないという。
    しかしこの「平凡なもの」というコメントは、原審の庄司芳男裁判官の個人的な感想であり、その画像が出来上がるまでの事実認定や画像の評価に誤りがある。
    そもそも、商品画像というものは、撮影してあれば良いというものではない。当該画像に関していえば、どの角度から撮影するか、商品をどの程度傾けるか、写真全体の枠の中に、商品をどの程度という基本的な撮影方針の下で撮影し、更にその画像を画像処理ソフト(Adobe社製Photoshop)で、明るさ、コントラスト、色合い、彩度の変更などを行い、顧客の購買意欲をそそるような処理を施しているのである。
    もちろんこの作業には、デジタルカメラ、パソコン、画像処理ソフトといったツールが必要で、撮影にたずさわる人間の人件費もかかる。
    原告はインターネットサイトでいくつかのオンラインショップを運営しているが、単に画像を正面から撮影しただけの、単なるデジカメ画像では多くの売上を見込むことができない。そのため、写真の撮影には気を遣っているし、画像処理も念入りに行っているのである。
    庄司芳男裁判官は、そのような原告ら(松本肇、訴外ラフィーネ社)の努力を、画像から見いだすことはできなかっただけである。
    もし、庄司芳男裁判官の述べる「単に商品を正面から撮影しただけと判断できるものなら著作権として保護しなくて良い」とか、「盗用しても損害を生じていない」といった判断が、我が国の著作権に対する考え方なのであれば(最高裁まで同様の判断をするのであれば)、原告も他のホームページ運営業者も今後は他者が撮影した画像を、胸を張って盗用するであろう。つまり、国家公認の画像盗用天国の国となってしまうのである。
    このように、商品画像を正面から撮影したものについて、著作権の保護がなされないのであれば、ホームページやオリジナルのコンテンツを作成して制作料で生活している者としては、我が国は無法地帯であり、経済活動が害されるものになる。よって、この判断については大きな誤りである。


    2.「被告らが作成した文章は原告の文章部分の盗用ではない」とした部分について

    被告らのホームページに記載されている商品の特性を表した部分については、原告のホームページを参考にしたことは判決文にも書かれている。
    著作権法第32条によると、「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。」と規定されている。これは原告のホームページも公表された著作物であるから、正当な引用であれば仕方のないことだと思われる。この「公正な慣行」というのは、一般的には引用元を表示することであるが、被告らのホームページには引用元の表示すら無い。これは正当な引用ではなく、自社の商品を販売するための違法な引用(盗用)であると言わざるを得ない。


    3.安易な判断について原告の意見

    上記1と2で述べたように、被告らは原告が作成した画像や文章を盗用したことを認め、かつ庄司芳男裁判官もそれを大筋で認めている。このような盗用を認めておきながら、損害は1円も発生していないから損害賠償請求は認められず、訴訟費用も原告の負担とするというのは、あまりにも不当な判決である。
    原告は著作権法に詳しい訳ではないが、少なくとも他人の画像や他人の文章を勝手に使用してはいけないという常識くらいは持ち合わせている。少なくとも本件の行為は、被告らが行ったことは違法で、ホームページ制作にたずさわる者として、極めて恥ずべき行為である。
    この被告らの行為によって、1円たりとも損害が発生していないというのは、あまりにも著作権とか、制作者の権利を踏みにじる判断であり、お粗末な判決である。よって、正義がなされるため、控訴することにした。


    4.損害賠償請求の金額について

    原審で請求した700万円近い損害賠償については、いささか多すぎたという感も否めないため、金300万円に変更する。その内訳は以下の通りとする。

    (1)慰謝料
          画像を無断盗用した部分について   月額金5万円
          文章を無断で盗用した部分について  月額金5万円 とする。

    【画像盗用の部分】
    平成14年11月〜15年6月までの8ヶ月    金40万円
    【原審で指摘した文章盗用の部分】
    平成14年11月〜16年8月までの22ヶ月  金110万円
    【現在においても利用している文章盗用部分】
    平成16年9月〜平成17年9月までの13ヶ月  金90万円

    (2)逸失利益
    本件において逸失利益とは、「被告らの盗用が無ければ得られたはずの利益」であるが、その算定は著しく困難なため、平成14年11月〜平成17年9月までの逸失利益を、大雑把に「金60万円」として算定する。原告としては60万円という金額は、かなり安めの金額ではあるが、立証が困難なのでこの金額を提示する。

    したがって、以下のようになる。

    慰謝料
    画像     5万円×8ヶ月    40万円
    文章(原審) 5万円×22ヶ月  110万円
    文章(現在) 5万円×13ヶ月   90万円
    逸失利益
     平成14年11月〜平成17年9月  60万円

               合 計   金300万円
    以上


    | 著作権問題 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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