先日、郵便局で国際送金するために為替証書の書類を作っていたら、記入ミスをしてしまいました。5字を2本線で削除して提出すると、「訂正印を押してください」と言われました。
訂正印を持っていないので、左手人指し指を見せて、「指印でお願いします」と言ったら、郵便局員に「指ではダメなんです」と断られました。
理由は、「日本の習慣では、印鑑を使うことになっているので、認め印でいいので訂正印を押してください」とのこと。
いちいちモメることも無いんですが、郵便局員の態度も失礼な態度なので、質問してみました。
「どうして? 印鑑登録した印ならともかく、100円ショップで容易に買える認め印じゃ、誰が押印したかわからないじゃない? それならサインか指印の方が、いいんじゃないの?」
「サインは
ガイジンにしか認めていません。お客様は
ガイジンですか?」
私はずっと日本国籍ですから国籍による差別をされたことはありませんが、この言い方にはカチンときました。
そこで、矢継ぎ早に質問してみることに…。
「この書類には国籍を記入する欄が無いのに、外国籍か日本国籍かで、なぜ扱いが変わるの?」
「じゃ、外国籍の人は(登録もしていない)サインで済むのに、日本国籍を持つ人は100円ショップのハンコを買わなければいけない根拠はどこにあるの?」
「そもそも国際送金はマネーロンダリング・不正送金の可能性があるから金額に関わらず本人確認するんでしょ? それを防止するためのハンコということなら、100円ショップの認め印よりも、サイン・指印の方が証拠力があるでしょ?」
郵便局の兄ちゃんを困らせるつもりはないのですが、法律上の根拠もなく、平然と「習慣(慣習)だから」という理由で義務を科す態度が不愉快なんです。するとその兄ちゃん、暴挙に出ます。
「じゃ、私が別の用紙に書き直しますので、それでいいですね?」
…(-_-;)。コイツ、底抜けの馬鹿。
送金者自らが書いた書類を訂正するのに認め印だと問題になってるのに、郵便局員自らが代書すると言うのです。
「ちょっと、俺はそんなこと頼んでないし、訂正印・サインの問題じゃなくなるでしょ?何考えてるの?」
揉めているのを見かねて、奥の方から上司と思しき男性が出てきて、「すみません、ちょっとこちらへ…」と、別室に招かれました。
まぁ、不当要求をする人を隔離する部屋なんでしょうが…。
いちおう、その場を治めるために、「お客様のおっしゃることは全て正しい」、「しかし、郵便局も制度の中で動いているから今回については理解してほしい」というお約束トークを言われたので、まぁ治めました。
しかし、間違いなく本人が訂正したことを証明するための方法として、100円ショップの認め印というのは過ちです。
一方、郵便局は書留の受領印の代わりにサインを認めていますし、受領した者をきちんと特定する必要のある特別送達では、受領者の氏名も問います。つまり、より証明度を高くするために、認め印よりもフルネームの署名を重んじるのが最近の慣習であり、常識であり、本人確認を徹底するための基本的な事務手続きです。
問題の郵便局の兄ちゃんは、「日本人なら印鑑が常識」と言うけど、裁判所は人証(証人尋問など)の際の宣誓書には、認め印の代わりに左手人指し指の指印を要求するし、警察の調書も左手人指し指です。
その郵便局の常識や慣習が、日本人の常識や慣習だと言い放つ馬鹿が、
横浜港郵便局にいるので、気をつけましょう。
ところで、「ガイジンですか?」という質問ですが、微妙に不愉快な印象を受けるのは私だけでしょうか。
「外国人」または「外国籍」ならわかるのですが、「ガイジン」というと、侮蔑されたイメージがあるのです。
たとえばこのサイトの議論。
私は日本国籍ですから、被差別対象では無いのですが、何かひっかかるんです。
余談ですが、10年くらい前、川崎市に居住していたとき、住民票を請求するために自分の生年月日を西暦で書きました。市職員に「あんたガイジン?」と言われた時もムカっと来ました。またその職員、私に「元号法ってのがあって、西暦はガイジンしか使っちゃいけないんだよ」なんて偉そうに講釈するもんだから、またそこで議論。
「元号法には元号(昭和・平成とか)を使う義務は書いてないでしょ?」、「外国人にだけ認めて日本国籍の者に認めないというのは、合理的な理由はあるのか?」と言ってもめることになりました。
たいていの職員が言う根拠は「習慣(慣習)」や「常識」や「思い込み」です。しかし、あんた方は法律に基づいた地位で仕事しているんだから、法律よりも根拠の薄いもので国民を縛らないでよ!ましてや、「ガイジン」なんて言葉、不愉快に思う人がいるんだから、言い改めるのが
常識じゃないですかね?
ちなみに裁判所の発行する書類は、基本的に全て元号で書かれていますが、別に私が提出する書類には西暦・元号、どちらでも受け付けてくれます。
常識なんて、そんなもんでしょ?